シロタ株の効果と特徴

目次
概要
ヤクルト(株)の研究で培養することに成功し、創設者である代田稔(しろたみのる)にちなんでシロタ株と名付けられました。ヤクルト製品に多く含まれることから別名をヤクルト菌とも呼ばれています。
また、正式名称のラクトバチルス・カゼイ・シロタ株からLCSと呼ばれることもあります。
特徴
シロタ株は、ヤクルト社が独自に研究し、培養をした乳酸菌であるため、培養の過程で強い乳酸菌に生まれ変わっています。そのため、胃酸や胆汁にも強く、生きたまま腸に届くという特徴があります。
期待できる効果
- 花粉症
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花粉症も免疫力が関係していますが、特にTh1、Th2という免疫細胞が深く関係していると言われています。中でも花粉症の人は、Th2細胞の働きが過剰になりすぎていることが原因の一つだと考えられています。
その結果、アレルゲンに対し、過敏に反応し症状を引き起こす原因となるIgE抗体を大量に産生してしまうのです。
シロタ株は、もう一方のTh1細胞を活性化させる働きがあり、両者のバランスが保たれるようになることから、IgE抗体の産生を抑える効果があると言われています。
- アレルギー改善全般
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抗IgE抗体は、花粉症だけでなく様々なアレルギーに関与していることから、アレルギー改善としても注目を集めています。
シロタ株が含まれる主な製品
ヤクルト製品
ヤクルト400
シロタ株が1本あたり400億個含んだ乳酸菌飲料です。
ジョア(ヨーグルト)
ヨーグルト1個にシロタ株を9億個以上含有。アロエのほか、ブルーベリー味があります。
ジョア(ドリンクタイプ)
シロタ株が配合された飲むヨーグルトです。プレーンのほか、ブルーベリーやストロベリー、アロエ、白ぶとう味などがあります。
ソフール(固形ヨーグルト)
1個にシロタ株が10億以上含有。プレーンのほか、カロリー控えめタイプや、ストロベリー味などがあります。