R-1乳酸菌の効果と特徴

概要
R-1(1037R-1)は、正式名称:ラクトバチルス・ブルガリスという種類の乳酸菌です。近年、インフルエンザの発症予防に効果があるとして注目を浴びている菌種の一つです。
特徴
インフルエンザの発症を予防するということで話題を集めています。多糖体(EPS)を多く産生するというのが特徴ですが、この多糖体(ESP)が免疫力を高め、インフルエンザ予防に繋がると言われています。
期待できる効果
様々なアレルギー症状の軽減に効果があると言われています。
- 免疫力向上
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人間の免疫力は腸内で決まると言われているほど、腸内細菌は免疫力とかなり深い関わりがあります。バランスのとれた腸内細菌叢を作ることが重要ですが、その中でもR-1は、免疫細胞として重要なNK細胞を活性化させる働きを持ってます。
R-1細胞が産生する酸性の多糖体(EPS)が、インターフェロンという物質の産生を増加させる効果を持ち、インターフェロンがNK細胞を活性化させるという仕組みです。
NK細胞は、体内に侵入してきたウイルスを攻撃する働きがあるため、R-1を摂取することが、免疫力を高め、細菌やウイルスに強い体を作るのに貢献していると考えられています。
- インフルエンザ予防
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インフルエンザ予防に効果があるとして、TVでも注目を集めたのがR-1乳酸菌です。インフルエンザはウイルスに感染することで発症します。しかし、感染したからと言って必ず発症するわけではありません。
ウイルスを攻撃するNK細胞が多く存在していれば、発症する前にウイルスを死滅させることができるのです。特に、幼児や高齢者ではNK細胞の活性が弱い場合が多く、ウイルスの増殖スピードが速いため、インフルエンザを発症することが多くなっています。そこで注目を浴びたのがNK細胞を活性化させる働きを持つ、R-1なのです。
実際に、R-1を含んだヨーグルトを給食に取り入れた地域の児童や、高齢者で、インフルエンザや風邪の発症が平均よりも下がったという報告もされています。
R-1乳酸菌が含まれる主な製品
サプリメント
R-1乳酸菌(OLL1073R-1)は、明治乳業が特許を取得しているため、下記ヨーグルト以外で摂ることは出来ません。また、サプリの販売はしていないので、R-1乳酸菌が含有しているサプリは今のところありません。
免疫力向上やインフルエンザ予防への働きが期待できる菌種は他にもあるので、サプリではないと続かないという人は、他の菌種も検討してみましょう。
明治乳業のヨーグルト
明治ヨーグルトR-1 強さ引き出す乳酸菌
通常のもののほか、脂肪0のブルーベリー味や、低脂肪タイプのものなどがあります。
明治ヨーグルトR-1 ドリンクタイプ
手軽に摂取できるドリンクタイプの飲むヨーグルトです。通常のもののほか、低糖・低脂肪タイプもあります。