代表的な発酵食品3種の健康効果

納豆

まずは納豆の健康効果についてです。納豆には、「ナットウキナーゼ」という成分が含まれています。納豆をかき混ぜるとネバネバと糸を引きますよね。あのネバネバの部分に含まれているのが、ナットウキナーゼなのです。

そしてこのナットウキナーゼには、タンパク質を分解する作用を持つ酵素が豊富に含まれていて、この酵素には血栓を溶かしたり血をサラサラにしたりする作用があります。

また大豆を発酵させて作られた納豆には女性ホルモンと類似の働きを持つイソフラボンが配合されているため、これを積極的に摂取することによってホルモンバランスを整えたり、月経痛を和らげたりすることもできます。

ヨーグルト

ご存知の方も多いかと思いますが、ヨーグルトは牛乳に乳酸菌を加え発酵させてつくる発酵食品です。そしてヨーグルトを作る際に加えられる乳酸菌には、腸内の善玉菌を増やしたり腸の働きを活発にしたりする作用があります。

人は腸内環境が悪化すると悪玉菌が増殖し、その悪玉菌からは人体にとって有毒なガスが放出されるようになります。そしてこの有毒ガスが全身をめぐるようになると、血行が悪化したり消化・吸収能力が低下したり代謝機能が低下したりして、健康に悪影響を及ぼすことがあります。

この点、ヨーグルトには腸内環境を改善する作用があるため、これを積極的に摂取することによって腸内環境を改善し、体の“めぐり”を良くすることができるというわけです。

ちなみにヨーグルトには美肌作用やアンチエイジング作用もあるため、ヨーグルトを食べれば健康効果と同時に優れた美容効果も得ることができます。

キムチ

代表的な発酵食品に、「キムチ」があります。そし手このキムチには、乳酸菌や必須アミノ酸、食物繊維といった健康にいい成分が豊富に含まれています。

お肉中心の食生活を続けていると、腸内環境が悪化して悪玉菌が増えてきてしまいます。そして腸内で悪玉菌が増えてくると代謝機能や消化・吸収機能が低下し、血栓ができたり生活習慣病を発症したりする可能性もあります。

そこでお肉をたくさん食べる時や脂っこいものを食べる時には、キムチを一緒に食べるようにしましょう。

キムチに含まれている乳酸菌には腸内環境を整える作用が、必須アミノ酸には代謝機能を向上させる作用が、食物繊維には腸の活動を活性化させて便秘を改善する作用がありますので、これを積極的に摂取することによって腸内環境を整えることができるのです。

まとめ

以上のように発酵食品には、様々な健康効果があります。キムチやヨーグルトは簡単に手に入れることができますので、ご自身はもちろんご家族の健康のためにも、毎日の食事にこれらの食品を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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